認知行動療法によるパニック障害の解決 82

ある女子高校生は喉が突然絞まってしまうというイメージにより、パニック障害の呼吸困難に陥りました。その思い込みの誤りを明らかにして、正すために「呼吸困難に対するリハーサル法」を用いたのです。それは、三つのリハーサルを行うものでした。

その呼吸困難に対するリハーサル法は、「自分はいまゆっくりと息を吸えるか?」からスタートして、「自分はいまその息を止められるか?」最後に、「自分はいまスムーズに息を吐けるか?」で完了します。

そのリハーサル法が普通にできれば、その高校生は呼吸困難状態ではないのです。そのことに本人も、納得しました。

次回に、さらに述べます。