認知行動療法によるパニック障害の解決 12

今日も、ノイローゼのパニック障害の人の心臓発作に対する恐怖を述べます。心臓発作のこころのメカニズムは、次のように考えられます。

否定的な思考→不安を生む→不安に支配されてしまう

この「否定的な思考」は、自分は心臓発作かもしれないと否定的に考えていくことです。そしてその思考から導かれた不安は、生理的な変化を起こします。生理的な変化は、アドレナリンの増加です。詳細には、血液中のアドレナリンの増加です。

その結果、心拍数も増加し胸も締め付けられ、最後は心臓が高鳴り、不安に支配されてしまいます。このような生理的な変化は、意識的な非生産的な行動を誘発します。

次回は、その非生産的な行動について述べます。