認知行動療法によるパニック障害の解決 13

今日も、ノイローゼのパニック障害の人の心臓発作に対する恐怖を述べます。
心臓発作のこころのメカニズムは、次のように考えられます。

否定的な思考→不安を生む→不安に支配されてしまう

先ず「否定的な思考」により不安を生み、さらに生理的な変化を起こします。その生理的な変化は血液中のアドレナリンを増加させ、心拍数の増加と心臓の高鳴りを起こします。その結果、不安に支配されてしまいます。

そしてこのような生理的な変化は、意識的な非生産的な行動を誘発します。その非生産的な行動は、心臓の不安を打ち消すために病院をわたり歩くことです。医師からどれほど心臓に異常はないと言われても、安心できません。いつまでも、ドクターショッピングをやめられません。このような悪循環から抜け出せないでいる状態が、パニック障害です。

次回から、この悪循環について詳細に述べます。