パニック障害の認知行動療法 12

今日も、ノイローゼのパニック障害に対する認知行動療法を述べます。

あるパニック障害の女性の最初のパニック発作は、夏に電車の中で起こりました。夏の満員電車は、とても息苦しかったのです。その息苦しさの中で、「気を失うかもしれない。それに何か、怖いことが起きるかもしれない」と考えて、軽いパニック発作はスタートします。

ところがその女性は、会社でもそのことを思い出しました。また、あんなことが起きたらどうしようと考えたのです。これはパニック障害の人のみならず、ノイローゼの人の特徴です。そうやって、ノイローゼの人は症状のリハーサルをしてしまいます。その結果、ノイローゼの人は迷路をさ迷うのです。

次回に、さらに述べます。